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「菊乃や」誕生秘話3 ~町屋に暮らすということ~

現代の建築基準法下では、
戦前と同じ木造の伝統工法で町屋を新築することはできず、
一度取り壊されてしまえばその再生が極めて困難といいます。

代えのきかないものを日々手入れし、修復し、継承していく。
そこには職人の技があり、良質な素材があり、
暮らしの知恵がありました。

まるで家を「育てて」いくような、そんな家と人との営みは
かつては何処でも見られたものでしたが、
保存や維持に手間もお金もかかる町屋は次第に解体されるようになり、
城下町の風情を残す町並みも、駐車場や近代的な建物へと
姿を変えていきつつありました。

そんななか、外国人ながら、いえ、外国人だからこそ
時代に取り残された町屋に美を見出していたスコット。
前市長に「金沢は一周遅れのトップランナーであれ」
という言葉がありますが、
今思えば、彼こそ時代に先駆けていたといえるかもしれません。

<続>